大量の音声データの子音・母音をアノテーションする必要があったのでJuliusを試してみることにしました。今のところはPraatで手動でタグ付けしています。 まずJuliusの導入ですが、ドキュメントが散在していてわかりにくいですね。 現在Juliusのコードやドキュメントは https://github.com/julius-speech/julius にあります。OSDNやSorceForge.jpにあるものはリンク切れのようです。 今回は音素セグメンテーションということでSpeech Segmentation Toolkit https://github.com/julius-speech/segmentation-kit を使います。 1. Homebrew経由でJuliusのインストール Homebrewは /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)" でインストールします。 Juliusは brew install julius でインストールします。ここで whereis julius でjuliusがインストールされた場所を確認します。 私の環境では /opt/homebrew/bin/julius にインストールされました。 2. SegmentationToolkitのダウンロード git clone https://github.com/julius-speech/segmentation-kit.git で任意のディレクトリにcloneします。 そしてsegment_julius.plを修正します。 52行目の $juliusbin="./bin/julius-4.3.1"; を $juliusbin="/opt/homebrew/bin/julius"; に変更します。 これで用意ができました。 ここで注意が必要なのはJuliusは音声ファイルが16kHzモノラルにする必要があります。そしてJuliusの出力するセグメンテーションファイルは.labファイルです。そこで https://github.com/Syuparn...